会心の3連発!

グッドコンディションの55.5cm、3.2Kg

 4月に井伊渡船に同行したみずさんが、「帰りに見たロクマルの乱舞が忘れられん」「たまらん!」と、いうことで宇和海釣行を決定。去年この時期に爆発した吉田湾か、それとも一発の可能性の高い三浦湾か悩んでいた。

 10日の火曜日、TAKAさんと真ちゃんとサトウクラフトの佐藤さんと4人でロクマル祝勝会をやっているとき、カバちゃんから電話があり真ちゃんバエ周辺がよく釣れているとのこと。吉田湾はおそらく場所取りが大変だから、渡船で楽に行こう!ということで三浦湾の井伊渡船に決定した。真ちゃん、TAKAさんにも同行を打診したが、翌週に決勝を控えているため、今週はやめとくとの事。よし、決勝に備えて下見じゃ。

 出発の金曜日、前日から宇和海に入っているみやちゃんに電話して状況確認。「今日は風が強くて釣りになりませ〜ん!」とのこと、しかし何ヶ所かでは釣れているとのこと。しかも「TAKAさんが来てますよ〜」だと(ーー;)はぁ〜〜??(@_@)今週はやめとくって言ってたじゃん!と思い電話する。「いや〜よく釣れてるので来ちゃいました、でも今日で帰ります〜」とのこと。「好きだねぇ〜、明日はしっかりサービスしときんさいよぉ〜」なんのことはない、TAKAさんはボーズ。カバちゃんも来てたらしく、50cmクラスを2、3枚取ってるとのこと。他の磯でも57,8クラスを2枚取っていたらしい。まぁ期待はもてそうだ。勇二船頭に予約の電話を入れ、情報を聞くと、「よく釣れてますよ〜、お客さんも少ないので好きなとこやれます。」とのこと。

 満を持して出発。木曜に降った雨も絶妙のタイミング。風も吹きそうにない気圧配置。あとは釣るだけ!大洲のマスダでエサを仕入れて井伊渡船に向かう。ロクマル以来食べていたコンビニのカレーヌードルも封印する。今日から心機一転じゃ!いつまでも過去にこだわらず新しいステージを求めて気分転換じゃ。

 2時間ほど車で仮眠して5時半に待合所に行くとカバちゃんがいた。「おはよう!まこっちゃん、今日はどこやるの?」「真ちゃんバエの周りが釣れてるらしいから、そのあたりに」と言うと、「昨日大きいのがあがってるノブナガバエに行ってみ」とのこと。あまり大型のイメージのない磯であるが、最近好調とのことなのでそこに決定した。土曜日というのに1番船は4人。カバちゃんは真ちゃんバエの奥、もう1人広島の方は真ちゃんバエにあがったようだ。

 昨日の情報では釣れたのは沖向き、根がかりで大変だったらしいので底を釣ったのは間違いない。みずさんが真ちゃんバエ側、私が鳥首側に入り釣り開始。マキエをするとボラがくるわ、くるわ。マキエにむらがってバチャバチャ大騒ぎ。ボラの層は突破できるのだがその下にはイソベラの柱が立っている。1投ごとにアタリはあるが、イソベラが掛かるか、素バリを引くか。1時間、2時間、3時間たっても状況は同じ。

 磯のテッペンに立って吉田湾でやってるみやちゃんに電話してみる。「夜明けからやって、3人で5匹です〜大きいので51か52くらいです〜」とのこと、続いてこばしん、「夜明けからやって50cm弱を2人で2枚です〜。」とのこと。みずさんに「吉田は小さいけど釣れてるらしいよ〜」と報告すると、「小さいのはイラン」だって。みずさんもハマったなぁ。磯のテッペンで釣りもせずにゴソゴソやってるのでカバちゃんが電話してきた、「なにやっとんの?まこっちゃん!」「ぜんぜん気配ないからアチコチに電話してました〜」「気配ないなぁ〜潮が濁ってるからかけあがりもわからんし、どこを釣ってエエのかサッパリ見当がつかん。」どうもカバちゃんも苦戦してるようだ。

 とうとうみずさんがシビレをきらせて、「まこっちゃん、裏の水道やってくるわ」と言って磯の裏へと引越しした。水道は浅いし、藻のジャングルに向かって潮も流れているのでたぶん根がかり連発して帰ってくるぞ〜と予測。案の定5分後には「まこっちゃん、パラソル貸して!」高切れしたらしい。またまた10分後、「パラソル〜〜」、そのまた10分後、「釣りにならン!!」昨日巻いてもらったばかりの3号の道糸がブチブチ切れるらしい。ハリスが2.5号と言っても、そうそう道糸ばかり切れないはず。「ボロつかまされたんじゃないのぉ??」と笑ったら「帰ったらクレームじゃ!!」とお怒りの模様。

 10時半、磯の裏に行って休憩〜のつもりが1時間爆睡。11時半腹が減って目が覚めた。「弁当こんですねぇ〜」いつもなら遅くても11時にはくるはず・・・12時、こない。みずさんが「いけん、餓死しそうじゃ・・・」勇二船頭に電話してみよう「もしも〜し、弁当まだ??」「ハイ!いまから行きます!」おいおい、そば屋の出前かよぉ〜と、みずさんを見ると、磯の上で餓死していた。

 磯の裏を見ると下げ潮がいい感じで流れている。表を釣っても釣れないから裏の浅いところを釣ってみるかのぉ〜、磯の裏に引越しを済ませ、マキエをタップリいれてから昼メシにする。ざるそばを食べて釣り開始。どうみても2ヒロあるなし。潮もどんどん下げている。とりあえず2ヒロにして流してみる。エサは取られない。そこで勇二船頭がみずさんの弁当を持ってきた。「どうしますか?変わりますか?」と言うので、「いま、裏を始めて1投したところだから、2,3時間やらせて!どうもならんかったら電話するよ」とお願いした。カバちゃんは調子がすぐれないらしく、弁当船で帰るらしい。あまったマキエをドン!と置いて「TAKAさんから貰ったマキエだから釣れるデ!!」と言って帰って行った。ちょうど1つ目のバッカンが空になりかけていたので半分ほど追加した。

 船が帰って釣り再開。さきほどエサの残ったラインをもう一度流す。今度は少し流れたところでウキが沈んで行く。(なんだ、エサ取りがいるじゃんか)とりあえずしっかり沈んだところであわせてみる。バシッ!ギュ〜〜〜ン!!竿が胴までひんまがった。あらぁ〜〜〜(@_@)本物じゃぁ〜!!でも、ボラかも・・・浅場なのですごい勢いで沖に走る。少し糸を出し竿を立て戦闘態勢に入る。ドラグを少し締め、寄せにかかる。ギラッ!沖の底で魚体が見えた。間違いなくチヌ。今度は水道にはえた藻に向かって一直線。糸を少し出しながら藻の沖を泳ぐように誘導に成功。藻はかわした、そこから一気に浮かせた。みずさんが出してくれたタモにおさまった。まずまずのサイズ。50cmは軽く超えていそうだ。

 弁当を食べ終わって息を吹き返したみずさんが、「わしも浅いほうを釣ってみよう」と言って10mほど横を釣ろうとするので、「一緒に水道を釣りましょう、いい潮が流れてるので今がチャンスですよ。」と言って隣に呼んだ。せっかく寄っているであろうチヌを拡散したくなかったのだ。「もし寄ってれば30分間隔で食ってきますよ。」予言通り30分後にみずさんが掛けた。沖に向かって一気に走っている。竿がどんどんまっすぐなる。パチ〜〜ン!!「ええっ??」なんと道糸が飛んでいた。みずさんの怒りが爆発!「まこっちゃん、道糸持ってないか!」「3号巻いた替えスプールならありますよ」といって渡した。ぶつぶつ言いながら仕掛けを交換している。

 まぁこれでまた30分は食わないだろうと、釣りを続ける。やはり30分後に1匹目とほぼ同じ付近でウキが入った。エサトリとは違い、見えなくなるまで確実に入っていく。軽くあわせると乗った!さっきのチヌより強い。沖に向けて強烈に締めこむので、ドラグから糸が少しずつであるが出ている。スピードはないがものすごい重量感だ。沖に向かう引きをなんとか止め、徐々に寄せにかかる。こちらに向いているのだが、対岸の磯に沿って泳いでいる。ジリジリ・・ジリジリ・・と少しずつ糸が出るのを竿で耐える。ヤツは底を這っていて、まったく浮いて来ない。対岸の磯沿いをトレースするようにこっちに向かってくる、対岸先端部には藻が生えている。みずさんが「もっと寄せんと!!藻に巻かれる!!」と言うが、寄せるもなにも、これ以上向こうに行かさないので精一杯、「寄らんのよ!」とうとう数本藻が生えている磯際に突入した。(ヤバイ)案の定動かなくなった、万事休すか。糸を出すと少し泳ぐが、糸を出した分だけ回収すると、そこからは動かない。(まいったぁ・・)何度か繰り返すがダメ。こうなったらダメもとじゃ、ベールを起こし、竿をあおって糸フケを出した。まったくテンションをかけない状態にして待つこと20秒ほど、道糸がジワジワ走り出した。(イケイケ!もっとイケ!)どんどん右に向いて道糸が走っていく、もういいだろう、竿を立てると藻から出ていた!ラッキーラッキー。そこからもかなりの抵抗を見せたが、ヤツも力尽きて浮いてきた。長さはそうでもないが、すごい体高のあるきれいなチヌだった。手を当てて見ると55cmくらいか。みずさんに記念撮影をしてもらうが、とにかく重かった。

 2匹釣った余裕で、ポイントをみずさんにゆずり、沖側のポイントを試してみることにする。時間は14時、夕方にあとひとやまあるだろうから、それまでのんびりしようと思っていた。2ヶ所ほど試したが気配なし、みずさんもあれからはエサトリばかりの様子。水道の潮も止まってしまっている。「少し右側の水道から離れたあたりを釣ってみたら?水道を潮が流れていたとき、磯際の潮は右に巻き込んでたから、エサは効いてると思うよ!」みずさんがポイントを10mほど右に移して数投目、食ってきた。「今度はバラしたらあかんで!」みずさんも慎重にやりとりしている。水道より広いほうで釣ったのだが、水道の藻の生えたほうに魚は逃げる。ここの魚は3匹とも水道の藻に突っ込んでいく。竿と道糸を操作してなんとか藻を交わし浮かせた。「デカい!!」口の大きさが化け物みたいだ。「ロクマル近いデ!!」とりあえず二人とも魚を取ってめでたしめでたし。

 15時すぎ、勇二船頭がやってきた。真ちゃんバエのお客さんが帰るらしい。みずさんの大型をみせたら、「こりゃ、ひょっとしたら(ロクマル)ありますよ。尻尾が太い」とのこと、とりあえず18時までやるよと伝えておいた。

 潮もかなり引いて、磯の中央付近にあるロープが見えてきた。けっこう怪しい。今度はそのロープを狙ってみることにした。雰囲気はいいのだが、潮がまったく動かない。16時頃が干底だからそろそろ潮が止まるころかも。16時半頃からが勝負の時間帯だから、そのくらいになったら水道に帰ろう・・・と思っていたときだった。左後方で風きり音。ヒュッ!直後にパッチ〜ン!!なにぃ???振り向くとみずさんが竿を立て、道糸は竿先から虚しく垂れ下がっていた。「どしたん?バラした?」「わからん、あわせたらこうなった」といいつつ仕掛けを回収にかかった。ん??竿にどんどんテンションがかかっていく、そして道糸はこっちに向かって伸びていく。「ついとる?!(@_@)」みずさんが大慌てで戦闘開始。しかし魚に先手をとられていて竿も伸びきっている。「これ以上出したらロープがあるデ!!」ロープの手前で運良く魚は沖に向きを変えた。しかし、そうとう糸がでているため、ものすごい沖に向かって道糸が走っている。40〜50mは沖に魚は居そうな感じだ。「ぜんぜん寄ってこん。。。」みずさんがフーフー言っている。2号の竿と魚の引きが完全につりあっている。少しずつではあるが、魚が寄ってきはじめた、「水道にいれたらやっかいデ!」と言うが、魚はどんどん水道に向かって泳いでいる。水道の藻はうまく交わしたが、ぜんぜん弱らない。水道を抜けて真ちゃんバエ方向に泳いで行く。「みずさん、磯を一周するんかや?!」緊張感を通り過ぎて笑えてきた。その先には藻のジャングルが広がっている。なんとかジャングルの手前で魚を止め、また水道を反対に泳いでいった。さすがに魚もバテでタモ入れ成功。さっきのより短いデ!ざっとはかって57、8cmってとこか?ってことはさっきのはやはりデカいなぁ。。。よく太ったコンディションのいいチヌだった。

 あ〜あ、さっきまでは満足していたのに、これじゃぁ帰れん。こっちは55クラス2枚、みずさんは57,8クラスを2枚。「納得できん!!」と言いながらバッカンと竿を持って水道に帰ってきた。16時半、干底を迎えたらしく潮はまったく動かない。みずさんは調子に乗って、「よし、1.5ヒロにして釣ってみてやろう」だと。どうみても3ヒロはあるところを1.5ヒロで流し始めた。連発でみずさんに釣られて、こっちはカッカきてるのに、ここで1.5ヒロで釣られた日には大混乱するのは必至だった。「そんなバカにしたような仕掛けで釣らんとってくださいよ!」その数投後だった。みずさんのウキがどんどん沈んで行く、とまらない、とうとう見えなくなった。「あ〜あ、それは絶対チヌじゃわ・・・」バシッ!「ヘッヘ〜、来た来た」ゴリゴリ巻いて浮かせたチヌは54、5cmクラス。

 「ウワァ〜〜!!やめてくれ、どこをどの棚で釣ったらええねん!!」こっちは大混乱。17時15分、あと30分だ。満ち潮が流れ始めた。幸い下げ潮と同じように流れている。こうなったら浅棚だ、みずさんにならって1.5ヒロまでウキ下を浅くした。みずさんはもう満足したと言って仕掛けを片付けだした。手前を釣ってもアタリがないので少し沖に仕掛けを入れる。どうみても竿1本以上はあるポイントだ。しかし、ウキは入っていく、どんどん、どんどん・・・これはもしや来たか?!バシッ!!「キターーーッ」「ウリャァ〜〜〜!!!」かなり強引に浮かせた。みずさんのチヌも、このチヌもかなり浅く釣っているためかあっさり浮いてしまう。しかし結構長い。タモ入れに成功してバッカンに魚を放り込んで、すぐ次の1投。(なんとしてもみずさんサイズを取らねば・・・)

 そうしてるうちに勇二船頭が現れた。磯に船を掛けて、磯にあがってきて「まだ釣ってていいですよ、お客さんも他にはいないし」と言いながら隣にきた。お言葉に甘えて、数投したがみずさんももう終わっているし、3匹釣ったので納竿とした。港に帰って件寸すると、最後のチヌが57.5cm、2匹目のデブが55.5cm、1匹目が54cmだった。次にみずさんのデカいチヌは、なんと、59.5cmあと5mmでロクマルだった。。。残念!!

(まこっちゃん)(2005.5.14)