
年末からノビノビになっていた会長決定戦を2月10日に開催することになった。参加者は新入会員の真ちゃん(うえしん)、ゆみちゃんを含めて10人、これに磯チヌの賢ちゃんがオブザーバとして参加してくれて11人になった。場所はこの時期大型が狙える御荘湾。今年は年末から、数は出ていないがまずまずの食いを見せているようで、期待が持てる。
岡山から真ちゃん、賢ちゃん、残りのメンバーは福山からそれぞれ出発、午前6時前に菊川港の駐車場で合流した。7時の出船まで一台の車に集合して釣り場を決める抽選会を行った。一番くじ、二番くじのちょうさん、くろちゃんが今期絶好調のクロバナに、あとはこばしん夫婦とみずさんが延命寺の浜に、真ちゃん、ともくんの極道コンビがハナウチに、てっちゃん、くまがマブネ灯台に、わたしが別荘下に決まった。
7時過ぎに出船し、一人では寂しいので、オブザーバの賢ちゃんを誘って結局二人で別荘下に降りた。別荘下は何度も来ていて、ポイントは見切っている(つもり)。東向きの20〜25m沖のかけあがりがポイント、2本あるロープの間だ。15m沖にはシモリがあり、取り込み時は要注意。賢ちゃんはロープの外を釣るからご自由に、とのありがたい配慮もあってマイポイントを攻めることに。
まずはマキエ、20〜25m沖に集中してマキエを入れる。十分にマキエを入れておいて仕掛けを作り、第一投、第二投・・・・・一向にアタリはない。エサは取られたり残ったり。そのうちハリスに傷がついて帰ってきてフグが犯人と断定。しかし、1時間もするとマキエに満腹となったのか、フグすらつつかなくなった。
10時一向に流れない下げ潮にしびれを切らしたのと、徹夜の上にポカポカと暖かいためとうとうダウン。マキエは賢ちゃんに任せてヘソ天井。1時間ほどして目がさめた。(この目が覚めるタイミングが我ながらコワい)賢ちゃんが「いい流れになったよ」と、(そうでしょ、そうでしょ・・・)サシエを替えるのも面倒なので、1時間前に残ったサシエをそのまま投入、マキエを2,3杯入れ様子を見る。(ウン確かにいい流れだ、これはいける)と「これで釣れたら賢ちゃんに申し訳ないねぇ」と言いかけた瞬間ウキが消えた。まさにまこっちゃんパワー炸裂の瞬間、これで釣友を何人傷つけてきたか・・・。久々の御荘のチヌに油断してしまった。左のロープ際のシモリに持っていかれた。ハリスがシモリに擦れているのがわかる、無理はできない。糸を送り少し様子を見ると、ラッキーなことに右に泳ぎ出した。ハリスに傷がついているのは明らかなので、必要以上にテンションをかけないように取り込んだ。一匹目にしてはまずまずの45cm。その3投後に賢ちゃんもロープの左で掛けた。40cm級をゲット。これで二人ともボーズ回避、雰囲気はメチャメチャいい。サシエもずっと残ってくる、時々ウキを押さえ込むがウキを引き込むに至らない。仕掛けを回収するとサシエはそのまま、明らかにチヌのアタリである。
そうこうしていると弁当船が来て弁当とじじいを置いて去っていった。(これからというときに来るんじゃねぇ)これで完全にペースを乱され、絶不調に・・・。アタリもなくなりエサも時々取られるようになった。気配が薄くなる。賢ちゃん、じじいは弁当を食べている。その間も一生懸命釣るがやはり気配は消えた。仕方なく弁当を食べて13時、釣り再開。ヤケクソで真珠のイカダまでマキエを遠投、仕掛けもタナを1本半まで落として30m大遠投。エサは残る、まったくなくならない。これはデカいのがいるか、な〜んにもいないかのどちらかだ・・・
ヤケクソもキレかけた時、賢ちゃんの竿が曲がった。さっきの40cmよりはよく引いている。HPリニューアルのための写真を朝から撮っていたので、この際と、やり取りの写真も撮らせてもらう。それにしても浮いてこない。3分くらいはやり取りして浮いてきた魚の口をみて「ウワッ、キタネェ〜」真っ赤っかな口が見えた。次の瞬間「ウワッ!デケェ〜」「化けモンじゃ〜」その後も2,3度締め込まれたが、浮いてきた、(わしのタモに納まるんじゃろぉか・・・)(えーい知るかっ!)とタモ入れ、一発で入ったが、魚が暴れると枠がギシギシきしむ、慌てて柄をたたむが、こっちもメキッ、プチッっと折れそうな音。とりあえず安全なところまで駆け上がり。タモの中を3人で覗く。一同「・・・・」「こりゃぁ60はあるで」「いや65近い」ざっと計って65cmあった。まぁその話は賢ちゃんに任せておこう。
その後も44cmを釣った賢ちゃんに本命ポイントを譲り、賢ちゃんの釣ってたポイントに入る。(すごい強引な言いまわし)この時点で結果は見えていた。今までのパターンからして、「賢ちゃんが次も釣り、私は結局釣れずに終わる」これが魚釣りである。その後まさにパターン通り賢ちゃんは53cmをゲット、半分あきらめモードに。この時点で賢ちゃんとじじいは釣りを止める。残り1時間30分、心機一転仕掛けを作り直し、元のポイントで納竿一杯まで勝負することに決めた。流れもよく、エサも残る、時々ウキを押さえるアタリは出るが食いこむに至らない。気配ムンムン状態が続く。
5時、迎えの船が港から出てきている、(終わった・・・)その時、ウキが押さえ込まれた、「アタった!」3人の目がウキに集中する、次の瞬間「ポコッ!」浮いてきた、(またか・・・)と思った次の瞬間、ウキが一気に沈み道糸が思い切り走った。(ヨッシャー!!)あわせをすると同時に、左のロープに向かう道糸を見て右に移動する。しかし強烈な引きに竿は極限状態、糸を出すのは厳禁、でも魚は明らかにロープの下に向かっている、耐えること10秒くらいか、フッっとテンションが緩む。3.5号の道糸からとんでいた。あまりのショックにボーゼン状態。その間にもじじいと賢ちゃんは着々と私の道具を片付けていってくれる。ショックから立ち直り、我に帰ったらもうバッカンやマキエシャクはキレーに片付いていた。試合終了。
港に帰り他の釣り人も集まって賢ちゃんの64cmに大騒ぎ。雑誌社まで現れ取材攻勢を受けている。その隙にひっそりと大会の検寸を済ませる。チヌの顔を見たのはちょうさんと私が1匹づつ、しかもいずれも45.0cmと1mmも差がない。今回は両者優勝ということで、会長決定戦は二人で勝負ということにした。
(まこっちゃん)(2000.2.18)