ゆみちゃん無欲の勝利?

 19日4時半に起床。いつものごとく「今日は50が釣れるかなあ?」と嫁さんが聞く。いつもなら「まだ、早いわ。釣れん!」って言うのになぜか「うんっ今日は釣れるで!」。と言っていた。まさか、本当に実現するとは・・・

 そして、5時半に集合場所へ行くがともくんが来ない。携帯へ電話するが通じない。自宅へ電話するとまだいるではないか。「なにしょーるんじゃ、はよーけー」(早く来い)仕方なく集合場所を福山東ICに変更、ようやくともくんも揃い、50分遅れで出発した。う〜ん、最近絶好調のともくんんのペースにはめられた感じだ。

 道中も雨が絶好調で降る。この雨じゃたいぎいなあとか、ともくんをからかっているうちにジャンプ伊予店に30分遅れで到着。じゅんさん、ニコラスさん、マスダさんが首を長くし待っていた。挨拶もそこそこにエサ、カッパを調達し、三浦半島に向けて出発。「今回は全員50チヌ経験者ばかりじゃのう。絶対釣れるで」「いや、一人釣ってないで」。その一人とは嫁さんの事。雨の勢いは増すばかり。

 12時頃に現地に着き、ポイントを見て回る。雨もあがっていい感じ。そしてニコラスさんらがチヌの群泳を見たという小さな湾に到着。むっ、ここは!そう、2年程前の秋ににチャレンジした事のある場所である。前回”蚊”に襲われた苦い経験が蘇ってきた。とにかくみんなでポイントを見て歩く。足元に40〜50cmのチヌが見えるではないか!あそこに2匹、ここに3匹といった具合に。30分ぐらい見学して車に戻ってみると、既に嫁さんは仕掛けを作り、スタンバイしている。「はよー釣ろーよー!」ハイハイ、「竿を伸ばしな」って言ってからどこでしようか?と考える。地元の人の話ではペレットで63cmが上がったらしい。沖アミでは釣りにならんとのこと。エサは沖アミしかない。困った。ここで、じゅんさんの救いの言葉「生ミックあるよ」。その言葉に感謝し、生ミックを借りる(強奪?)。湾の奥は地元の人でいっぱいなので、湾の出口近くの浅場をポイントとし、のんびり釣り始める。まこっちゃん、ちばちゃん、ともくんは別のポイントを探しに出発。嫁さんはミック、私は沖アミでだが、アタルのはコッパグレ、イソベラなど。潮の動きも悪い。1時間程したが、気配がないのでソフトルアーでホゴ、イソベラと遊んでいた。ルアーも飽きた頃、まこっちゃん達が帰ってきた。どうやら別のポイントはなかったらしい。

 ここで「グレが釣れた〜もっと釣って!」の声。ミックをあきらめて、沖アミ一本で行く。フカセに戻り、ぽつぽつとグレを釣る。しばらくすると、「来たよ〜!」嫁さんの竿が曲がっている。どうやらチヌのようだが、引きはそれほどでもなく、なんなく30チヌが上がってきた。よしっっと気合を入れるが釣れない。沖アミで十分釣りになる感じで期待しながら続ける。また嫁さんに30cm。良型グレ、アジが混じってくるがなかなかチヌがあたらない。まこっちゃんがやって来て「ええ釣りしょーるのう」「うんっ、沖アミで釣りになるで〜」「隣させて?」「ええよ〜」。

 6時前、パンで腹ごしらえし、まこっちゃんが車を取りに行くと同時に釣りを再開。数投目、またまた嫁さんが「来ったっぁ〜!」。今度はそれなりに竿が曲がっているが強烈な引きではない。「巻けっ巻けっ!」ロープに向けて走るが、走りは止められた。チヌが反転する。「おおっ40ぐらいか?」と言ってタモを手に取り、再度ハリスの先を見る。目に飛び込んできたのはデカイ口、思わず「なんじゃこりゃ〜」緊張が走る。なんとかタモ入れ成功。地面に置くと、なんと50のタモから尻尾がはみ出ている。「こりゃ、50楽勝で超えとるで!」「やったー!」ストリンガーをダブルでかけて、一息つく。まこっちゃんが帰ってきたので「出た、出た!」と海面を指さす。怪訝な顔で海面を見ていたが、「うわっなにこれ〜、サイズは?」「まだ、計ってない」「よしっ計ろう」。検寸の結果54.6cm、見事な大きさだ。嫁さんは満足し、「蚊もでるしもう止める」と言って竿を仕舞い、うれしそうに、みんなに報告に行く。

 残された二人黙々と打ち返すがなにも起こらない。暗くなるとネンブツダイが増えてきた。「なんか日中の方が雰囲気ええなあ」「うんっ」「止めるか?」「うんっ」みんなの所に行くが誰も釣っていない。嫁さんは今回、実は48cmぐらいが釣れたらええなあと思っていたようだ。神様は強欲者を見破っていたのか?ちなみにレジャックスのチヌダービーで2匹長寸の部、現在一位。残るはともくんの来週の結果だけ。「ともくん、大きいの釣らないでね!」

(こばしん)(1999.6.22)